Green Planet ロゴにこめた、「グローバルに普及してほしい」というネガイ
このnoteのアイコンにもなっている、カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet® (以下、Green Planet )のロゴ。グリーンとブルーのコントラストが綺麗で、note編集担当のわたしはとても好きなロゴです。
そこで、今回はこのロゴについてのストーリーをお届けします。
ロゴの作成に関わっていたメンバーの想いも紹介しますので、最後まで読んでいただけるとうれしいです。
ロゴが表現しているもの
Green Planet の特徴は、
100%植物由来、そして、海洋生分解性がある*
ということです。
(*海水の温度など、環境によって生分解の速度は変わります)
Green Planet がどんな素材かについては、ぜひこちらの記事もご参照ください ↓↓
Green Planet の特徴は、ロゴの中でこのように表現しています。
Green Planet のロゴは、プラスチックによる海洋汚染問題の解決に貢献する素材として、ゆたかな自然、海、地球を守っていきたいという想いが込められているのです。
ロゴが決まるまで
では、どうやってロゴを決めたのでしょうか? 当時、検討チームメンバーの結成や、デザインコンセプトの取りまとめなどを行った竹村さんに聞きました。
グローバルに通用するロゴを目指す
ーーロゴ作成の経緯を教えてください。
2021年2月まで、Green Planet の商品名は「カネカ生分解性ポリマー PHBH」でした。
「PHBH」は物質名ですが、環境問題のソリューションとなる素材として、親しみやすく感じてもらえるよう、「Green Planet」に名称を変更しました。
そして、ブランドとして確立させるために、ロゴを作ることにしました。
ーーどのようなロゴにしたいと考えていましたか?
Green Planet の特徴を表現するのはもちろんですが、「グローバルに通用するロゴにしたい」というのが、1番の想いでした。これは、法的にではありません。感覚的に、さまざまな国の人が「いいな」と感じられる、ということです。
さまざまな国の価値観や意見を取り入れたかったので、日本・ベルギー・アメリカの各拠点のメンバーと、検討チームを結成しました。
ーー検討の過程で大変だったことはありますか?
これが正解、という答えがないので、意見集約が大変でした。
それぞれの価値観を大事にしたいと思っていたので、
よりよい意見を選ぶのではなく、
共通の意見や見解を、ロゴを選ぶときの決め事として、検討を進めました。
最初に決めたのは、モチーフだけではなく、「Green Planet」という文字を使うことです。
検討を進める中で、自然と海を表現するために、グリーンとブルーのカラーを使うこと、円状のモチーフを使うことを決めました。
ーー検討の中で、気を付けていたことはありますか?
当たり前ではありますが、すでにあるデザインの権利を侵害しないように、というのはとても気を付けていましたね。
当初、Green Planet の特徴である、「植物由来」を表現するために、葉っぱをモチーフにした候補をいくつか考えていました。しかし、類似したデザインがあると判明し、やり直しになってしまいました。
葉っぱを使わずに、グリーンの色で表現することにして、モチーフにとらわれずに、デザインの幅を広げられたと考えています。
最終的に、現在のロゴに決まって、
Green Planet の特徴が表現された、グローバルに通用するロゴになった、と思っています。
Green Planet 事業拡大への期待
ーーさいごに、Green Planet 事業にどのような思いをもっているか教えてください。
Green Planet は、カネカの強みが融合した、技術の成果だと思っています。カネカはすごいことをやっていると感じていますし、Green Planet が、環境にやさしい素材の象徴になってほしいです。そして、Green Planet のシンボルであるロゴとともに、グローバルに普及していくことを期待しています。
おわりに
今回インタビューをしていて印象的だったのは、「グローバルに通用させたい」「グローバルに普及させたい」と、くり返していたことでした。
環境にやさしい素材として、世界中に広がってほしい、という、竹村さんの想いと誇りがつたわってきました。
このnoteでは、Green Planet に関わる人たちの想いを、今後もお伝えしていきますので、これからの記事も、ぜひ読んでくださいね。
Green Planet が使われた製品を使ってみたい、と思ってくれたあなたへ。
まだまだ、どこにでもある、というわけではありませんが、使っていただける場所が少しずつ増えています。以下のHPに採用事例を紹介しています。よかったら探してみてくださいね。