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リコピンリッチなトマトを、サステナブルなポットで育てる!?

リコピンたっぷり!なトマトが、サステナブルなポットで育てられていたら、みなさんは嬉しいですか?そんな、身体にも地球にもやさしい取り組みが始まろうとしています。(記事担当:宅)

今回は、カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®(以下、Green Planet )を素材とした、苗を育てるポットのお話です。Green Planet のポットで育てた、リコピンリッチなトマトの苗が、ガーデニングや家庭菜園の野菜・花のタネなどを開発するタキイ種苗株式会社のイベントで試験販売されました。

今回試験販売された、Green Planetが使われた苗ポット

なぜサステナブル?

これまでのポットは、育てるときに苗を取り出す必要がありました。この作業は農家さんの負担になるのはもちろん、植物もストレスを感じている可能性があります。なにより、苗を外したポットはごみになってしまいますよね。
でも、Green Planet は生分解性のある素材なので、ポットのまま植えても、ポットは土の中で生分解されるのです*。
*生分解の速度は環境により変わります。

苗を植えて約2か月経過したポット。土に埋まっていた部分は生分解されてなくなっていました。
トマトのタネを植えた場合も、生分解が確認できています。
①ポットあり と ②ポットなし の場合での比較。
最終的にはほとんど生育差はありませんでした。

土の中でも生分解するというのは、Green Planet の特徴なので、この特徴が活きる苗ポットの試験販売は、Green Planet の大きな第一歩! プロモーション担当としてもとても嬉しいです。

↓ Green Planet についてはこちらの記事もご参照ください。

イベントで販売を担当されていたタキイ種苗の方は、
どんな反応か不安がありましたが、想像以上の反響です!

と教えてくれました。

ーータキイ種苗の方のお話
通常のものよりは価格が高くなってしまう一方、買うのは「トマト」であって、「ポット」ではありません。ポットが生分解されるようになったからといって、農家さんやホームセンターが価値を見出してくれるか心配でした。そのため、リコピンリッチなトマトにGreen Planetのポットを使うことで、身体にも地球にもやさしい製品にしようと考えて、おいしくて機能性成分(リコピン)が豊富なトマトを採用しました。
しかし、環境に配慮されたポットに興味を持って買ってくれる方が想像以上に多く、嬉しい驚きです。世の中で環境への配慮が求められはじめる中で、どのように対応していこうか、模索されている方が多いようですね。

想像以上の反響です、と笑顔を見せてくれたタキイ種苗のおふたり

おわりに

お話を伺っていて、予想以上の反響は嬉しい反面、課題もあるなと感じました。消費者の方(あなたやわたし)が買うときには見えない、これまで「ごみ」としか認識していなかったもの(苗ポットは植物の成長のために、栽培過程で外して捨てられています)に、どうやって価値を感じてもらえるのか?
たとえ、環境に良いとしても、同じトマトならやっぱり安い方がいいという方も多いのではないでしょうか? 最近は物価が上がっていて、ただでさえ色々な野菜が高くなっていますからね……。

あなたなら、どう考えますか?

短いですが今日はここまでにしようと思います。皆さんが感じたこと、コメントで教えてくれると嬉しいです!

それでは、また、次の記事でお会いしましょう。