子どもたちからプラ削減の声!給食用ストローが環境にやさしいものに
プラスチックによる環境汚染が問題視されるようになり、学校教育でも3R+Renewableの考え方が広がりつつあります。(記事担当:宅)
そんななかで、
給食で使ってるストローはプラスチックでできているよね?
じゃあ給食でストローを使うのをやめよう!
と子どもたちから声が上がることも多くなっているようです。
実際に、ストローレスの牛乳パックが開発されたり、紙ストローを使う学校も増えてきています。
未来ある子どもたちの声で社会が変わっていく
とても素敵なムーブメントですね。
でも、どうしてもストローがないと飲むのが難しかったり、紙は味や触感が好きじゃないと、プラスチックのありがたみを感じている子どもたちも多いようです。
紙ストローを使っている学校で、
「好きじゃないけど環境のためにガマンしている」
と、お子さんから聞いたときは、環境を守る意識が強く醸成されていることを実感してとても驚きました。
プラスチックの質感を保ったまま、環境にやさしい素材・・・
まさしくカネカ生分解性バイオポリマー Green Planet® (以下、Green Planet )の出番です!
実は、Green Planetの学校給食用ストローはすでにいくつかの学校で使われているんです。
Green Planet がどんな素材かはこちら↓↓
今回伺ったのは神奈川県葉山町の上山口小学校。
葉山町では町内の全小学校で給食用にGreen Planet のストローが使われています。
子どもたちに、
「給食のストローが新しい素材になったの、知ってる?」
と、聞くと、
「うん、知ってる!」「結構前に変わったよ!」
と、元気な声が返ってきました。
驚くべきことに、話を聞いた3~6年生すべての子どもたちが、素材が変わったのを認識していたのです。
この学校では、4年生の授業で、Green Planet 製のストローを生分解するという実験を行っていました。バケツの中に土とストローを入れて、グループごとに炭やお茶殻など土の中に入れるものを変えるなど、条件を工夫したそう。
実験用のバケツは、校舎の入り口あたりにおいてあるため、他の学年の児童はそれを見て、実験やストローの素材変更についての認識が定着したようです。
実験については、年度末までに生分解が確認できたグループとそうでないグループがあり、差が出る結果になりました。
子どもたちは、生分解には時間がかかるんだな、条件によって微生物のはたらき*が変わるんだなというのを実感したようです。
さらにこの学校では、給食で出た生ごみも学校内で生分解させて、堆肥として再資源化しています。そして、Green Planet のストローも生ごみと一緒に生分解させる検討も始まりました。
プラスチックは、まずは使用量を減らしていくことが大事ですが、削減や他の素材への転換が難しいことも多いですよね。Green Planet は、バイオマス由来で土の中や海水中でも生分解する*素材として、多くのプラスチック製品を代替できるよう日々開発を進めています。ぜひ、これからも応援してください!
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
*環境条件により生分解の速度は異なります。